どうも、遊助です。
I am “無宗教”です。
一方で、日本には陰ながら、
「宗教的価値観」がはびこっています。
見えないところで、ね。
・善悪
・優劣
・正義
etc.
は人によって違うはずですが、
宗教はそれをまとめあげてしまいます。
価値観を統一してしまう。
良くも悪くも、・・・ね。
たとえば、
この女性は、「キリスト教信者」のひとりです。
(Yahoo!知恵袋から引用)
真剣です。彼氏が童貞でないのが許せません。お互い大学生です。彼氏とは大学の文化祭で知り合い、付き合って1ヶ月になります。私は貞操観念が比較的強く、相手に対しても潔白を求めてしまいます。
付き合う前から彼が童貞ではないことを知っていましたが、当時は付き合うとは思っていなかったのでそんなに気にしていませんでした。
しかし遊びを重ねて本気で好きになり、付き合う事になったのですが、やはり彼が童貞ではない事が気になってきました。
私は手を繋ぐのも、キスもハグもすべて彼が初めてだし、彼が初めての恋人です。
今まで告白も全て断ってきて、潔白を保ち続けたのに、「童貞でない」男に全て汚されてしまったと感じています。
もちろん、彼の事は大好きです。
でも彼は「汚れている」と感じます。彼は高校で既に童貞ではなくなり、他の女性と性行を済ませてしまった、汚れた人間だと思います。
好きだからこそ辛いです。
彼と話しながらも、「ああこの人は汚れてるんだな」と思ってしまい申し訳なさすら抱いてしまいます。
彼にこの気持ちを打ち明けてもいいでしょうか。
打ち明けたところで、彼の初めては何も残りませんが、私の中で気持ちに一区切りはできると思います。
ただその一区切りというのが、彼を受け入れるというのか、それとも別れを告げるのかは実際に言ってみないとわからないです…
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11220952676?fr=search_rss
彼女は、キリスト教には入信していませんが、
キリスト教の価値観に染め上げられています。
「貞操観念」って、キリスト教の言葉ですからね。
「貞操を守るのが、清く正しいこと」って、キリスト教で定められたこと。
古くの日本には、そんな価値観はありませんでした。
江戸時代とか、
男女は裸で温泉に入って、そこで性交を重ねながら、相手を探してたりしましたから。
簡単に言えば、
昔は公の事実として、男女ともにヤリまくっていた。
不特定多数とするのが、当たり前。
それが「恥ずべきこと」という風潮になったのは、けっこう最近です。
開国して、キリスト教が入ってきてからですね。
つまりは、
貞操観念うんぬんの話って、
日本のグローバル化が進んだ結果、
宗教が無意識のうちに、「常識」になっただけ
なんです。
キリスト教って
世界三大宗教のひとつで、世界人口の約33%がキリスト教信者ですから、
影響力が強大なワケですよ。
だから、日本にもその価値観がなだれこんできた。
それも、
信者でない一般人にも「常識」として浸透するほどに。
親がその価値観なら、子供もそう教育されますし、世代を重ねていけば・・・まるで、
あたかも「それ」が当たり前になりますよね。
宗教的理由が、当たり前になる。
常識を飲み込んでしまっている。
これが、日本の怖いところ。
本人が「宗教的理由で」貞操観念の「きれい」「きたない」という価値観をもっているという
自覚があるならまだしも、
その彼、彼女が
「当たり前の常識として」
貞操は守らなきゃいけないと思っているから、タチが悪いんです。
それが正しいと思っているから、
貞操は守れ!と「常識として」諭してくる。
貞操観念がない人間を、悪だと決めつけてくる。
「私はイスラム教徒だから、豚肉は食べませんよー」ではなくて、
目の前で豚肉を食べている人をみたら、血相を変えて「犯罪者」のようにいたぶってくる・・・
みたいな話。
「宗教的価値観」と「常識」が混在しているのが、日本なんです。
だから、
もちろん、彼の事は大好きです。
でも彼は「汚れている」と感じます。彼は高校で既に童貞ではなくなり、他の女性と性行を済ませてしまった、汚れた人間だと思います。
みたいな話がでてくる。
本人も、区別がついていないんです。
その思考のルーツが、キリスト教にあるなんて、気づいていない。
だから、どうしても、「悪として」彼氏を責め立ててしまう・・・
善悪がわからなくなっているんですね。
日本の法律も、彼氏彼女が浮気するのを罰しないのは、それが「犯罪」ではないからです。
結婚すると浮気が「罪」になるのは、現代の結婚がそもそも、キリスト教由来のものだからです。
平安時代の「結婚」は、今と違ったみたいですよ。
栗原弘氏の『平安時代の離婚の研究』によると、夫が通ってこない、あるいは家から出ていって2~3年すると離婚が成立するとあります。
また、この時代は平均寿命が短く、出産で命を落としやすいという事情から必然的に多くの男性が再婚をくり返していましたので、今の結婚生活とは大分事情が異なっていると思われます。
現代は離婚する夫婦が多すぎると言われていますが、驚くべきことに、江戸時代の離婚経験者は現代以上であったようです。磯田道史の『江戸の備忘録』によると、愛媛県に残る正確な記録では宇和島藩士32人のうち、その4割が離婚経験者、2度以上結婚した者が6割、3回以上結婚する者も2割いたとのことでした。離婚して再婚するのは男性だけではなく、離婚されたとしても女性もすぐ再婚できたそうです。これは武士だけではなく、庶民もそうであり、そもそも江戸時代の時点では結婚したなら一生添い遂げるという概念自体が希薄だったと考えられます。
https://pridal.jp/times/articles/kekkon_igaina_rekishi
より引用
現代の結婚は、キリスト教的価値観での、結婚です。
今の日本の法律は、
世界でも強大な力があるキリスト教に、忖度しているんですね。
すりよっている。
だから、結婚すると「浮気」が罪になります。
ただの、宗教的理由です。
ワンナイトエッチとか、セフレとか、風俗嬢
に「悪」を感じるのって、
あなたがキリスト教信者だからです。
ただ、それだけの理由。
別に、犯罪でもないし、
人間の「きれい」「汚い」に根本からある価値観じゃない。
日本としては、新しい価値観です。
世界としても、
人間の歴史としては新しい価値観ですね。
現代の若者がYoutuberに「尊敬」とか「憧れ」を感じるようになったのと同じくらい、
オニューな価値観です。
別に、その価値観がいいとか悪いとかは言いませんが、
絶対の善
ではないことに気をつけないと・・・ね。
あとは、
幸せを考えるときに、余計な壁として立ちふさがったりします。
現にこの質問者の女性だって、
自分の貞操観念の固さがもう少し緩ければ、
もっと彼氏と仲良くやっていけたでしょ?
こんな悩み、抱えなくて済んだでしょ?